【VGC2018 Oceania International スイス予選9位構築(パーティー)】KOJIリザバナスペシャル【ポケモン USUM ダブルバトル】

KOJI (@rena_poke)と申します。
先日、シドニーで開催されたOceania International Challengeに参加してきました。
戦績は予選スイスドロー6-2で9位と惜しくもトップカット入りを逃してしまった(予選8位までが予選通過)のですが、今回使用した構築を紹介させていただければと思います。

また、ショウダイ(@sho249962)が同大会のサイドイベントで使用して、VG Premiere Challenge Sundayで2位でした。

今回の構築はアカヌマ/KTM (@akanuma_asn)・さしす(@sasisu_memo)両名と相談しながら組み上げたため、2人にも解説を一部執筆いただいています。

 KOJIs Special


構築経緯(アカヌマ/KTM)


大会1週間前、KOJIに構築をくれと脅されたので、現環境でおそらくトップメタである「サイドチェンジクレセリア+腹太鼓カビゴン」を軸に考えることにしました。
KOJI2.png 

まずこの構築のコンセプトの障害となる「ギルガルド」に強いリザードンをメガ枠として即決。
クレセリアを採用しているので、凍える風やトリックルームの恩恵を一番受けやすい中速型にしました。

4枠目には、威嚇でカビゴンへの被ダメージを減らし、とんぼ返りでカビゴンが腹太鼓を積む対面を作るランドロスを採用。
Bo3において拘りスカーフという持ち物は一度バレてしまうと、その後は警戒されて弱いと思っていたため、単体性能の高い突撃チョッキを持たせた型にしました。
KOJI4.png 

クレセカビゴンリザランドの4体まで決まり,残り2枠を考えていたところ、さしすがINCで使用して好感触だった構築(sasisu.png)と構成が似ているということで、それを参考にこの4体では厳しい「リザードンミラー」や流行りの「グロスバンギサンダー(テテフorレヒレ)」に対して有利を取れるカプ・コケコを5枠目に採用。

最後の枠はカビゴンを選出しない場合に相手の「ランドロス」が厳しいため、「ランドロス」に強いポケモンを採用しようと考えたところ、草タイプのカミツルギやカプ・ブルルが候補にあがりました。
しかし、「ランドロス」に強い枠として採用しているにも関わらず威嚇で無力化してしまうのはナンセンスなのではないかと思い、特殊アタッカーの草タイプを探して晴れの恩恵を受けることができるフシギバナ、ドレディアの葉緑素を持った2体を検討することになりました。
この2体の違いとして、フシギバナは毒タイプのお陰で流行りのカプ・コケコやカプ・ブルルに強く、ドレディアはお先にどうぞによってリザードンやカビゴンを無理矢理相手より早く動かすことが出来るという点などがありますが、BO3というルールでは単体性能を上げるべきだと考えて6体目にはフシギバナを採用しました。

こうしてこの6体で構築が完成しました。
 KOJI6.png

個別解説(さしす)



488 (1) 
クレセリア
性格:おだやか
実数値:224-×-166-×-176-105
努力値:228-0-204-0-76-0
特性:ふゆう
持ち物:ウイのみ
技構成:こごえるかぜ/サイドチェンジ/てだすけ/トリックルーム
HD:C147カプ・コケコ「Z10まんボルト」(てだすけ・フィールド補正)耐え

コンセプトのクレセリア+カビゴンから採用しました。安定したサポート役として機能させるために耐久に配分。カプ・コケコの「てだすけ」+「Z10まんボルト」(フィールド補正)を耐えることを念頭に置いて、BとDに振り分けました。ここまで数値が高いと『ウイのみ』の発動に失敗することは少なく、また「サイドチェンジ」で等倍以下の技を受けに行くことで体力を調整できる点も相性の良いアイテムです。

「こごえるかぜ」:氷打点+すばやさ操作。この技のおかげでサポート役ながら「ちょうはつ」などにも柔軟に立ち回ることができる
「てだすけ」:サポート役のクレセリアが盤面で腐らないための技。高速2体のZワザ・リザードンやカビゴンの縛り範囲を広げる・耐久振りのランドロスで有効な火力補強などに
「サイドチェンジ」:サポート役のクレセリアが盤面で腐らないための技その2。コンセプト。カビゴンやリザードンのような1ターンでゲームを一気に動かすポケモンと相性が良く、長期戦となるBo3では立ち回りの幅を大きく広げてくれる
「トリックルーム」:カビゴンやリザードンを動かすためのすばやさ操作


143 (1) 
カビゴン
性格:なまいき
実数値:254-142-113-×-149-31
努力値:148-92-220-0-44-0
特性: くいしんぼう
持ち物:フィラのみ
技構成:すてみタックル/じしん/はらだいこ/リサイクル
A:A+5「すてみタックル」で227-140クレセリア確定
   「じしん」(てだすけ補正)で167-70ギルガルド確定
HB:A134オニシズクモ「Zアクアブレイク」(すいほう補正)耐え

コンセプトのクレセリア+カビゴンから採用しました。クレセリアのサポートを受けて「はらだいこ」による盤面の制圧を目指します。また、それが難しい場合でも「すてみタックル」や「てだすけ」のサポートで強引に相手を削る選択も取れるのがポイント。積み展開を成立させやすくするため、火力よりも耐久に配分。

「すてみタックル」:一致打点。「はらだいこ」の成立が難しいときや必要のないときに高火力な点が強く、例を挙げると「てだすけ」込みで145-95カプ・テテフを余裕を持って倒すことができる
「じしん」:範囲技。ノーマルの通りが悪い鋼や岩タイプへの打点
「はらだいこ」:コンセプトになる積み技
「リサイクル」:木の実と組み合わせることで優秀な回復技に。「すてみタックル」型ではHPの調整がしやすいため、ある程度木の実の発動タイミングを選ぶことができる


006-my (1) 
リザードン
性格:ひかえめ
実数値:183-×-111-201-136-138
努力値236-0-100-28-4-140
特性:もうか→ひでり
持ち物:リザードナイトY
技構成:かえんほうしゃ/ねっぷう/ソーラービーム/まもる
C:「ソーラービーム」(てだすけ補正)で176-150カプ・レヒレ確定
HB:A197メガメタグロス「しねんのずつき」(かたいツメ・フィールド補正)15/16で耐え(156-184
ダメージ)
S:準速ジャラランガS137抜き

コンセプトの2体が苦手とする鋼タイプ(特にクレセリアにZワザで縛りをかけてくるギルガルド)に強く、高い火力でエースとしても運用できるメガシンカとして採用。高速ポケモンをフシギバナかカプ・コケコが縛ってくれる、クレセリアのすばやさ操作から動かす、補正をかけるだけで火力が十分なこと(例:ほとんどのカプ・コケコを「かえんほうしゃ」で倒せる)などから、耐久に配分して動きやすく。

「かえんほうしゃ」:安定した一致打点。ギルガルドやカプ・コケコの処理や詰めに
「ねっぷう」:一致+範囲打点。「かえんほうしゃ」を打つ必要がないターンの雑な削りや範囲技が必要なタイミングで打つ
「ソーラービーム」:バンギラスやカプ・レヒレを意識して採用。「てだすけ」込みで176-150カプ・レヒレを確定
「まもる」:すばやさ操作を絡めるターンや縛られやすいポケモンのため、守りたい盤面が多い


645-s (1) 
ランドロス
性格:いじっぱり
実数値:191-183-121-×-101-136
努力値:212-12-84-0-4-196
特性:いかく
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:じしん/がんせきふうじ/ばかぢから/とんぼがえり
HB:A197メガメタグロス A-1「れいとうパンチ」(かたいツメ補正)15/16で耐え(160-192ダメージ)
S:最速メガバンギラスS135抜き

電気の一貫を切る・[いかく]枠などコンセプトの補完として採用。サイクルを回す中で柔軟に動くための『とつげきチョッキ』型で、ガルーラやランドロスに対してサイクル戦では受けに出すことや、メガメタグロスに[いかく]を入れる際に「れいとうパンチ」の一撃で倒されないためのB配分。リザードンとカビゴンが苦手なバンギラスを意識してすばやさを伸ばしました。

「じしん」:一致+範囲打点
「がんせきふうじ」:主にリザードンやウルガモス、「りゅうのまい」を積んでくる相手などに。「ワイドガード」で防がれない単体岩打点とすばやさ操作を1枠で確保できる点が強力
「ばかぢから」:バンギラスやヒードラン、カビゴンなどへの打点を意識して採用
「とんぼがえり」:コンセプトの有利対面を作るための技


785_2018042819072444a.png 
カプ・コケコ
性格:おくびょう
実数値:149-×-106-142-97-200
努力値:28-0-4-212-12-252
特性:エレキメイカー
持ち物:デンキZ
技構成:10まんボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/まもる
HD:C211メガリザードンY「ねっぷう」(晴れ天候・3/4ダメージ補正)13/16で耐え

リザードンミラー・ボーマンダ系・メタグロス+カプ・レヒレ(テテフ)系、カビゴンへのメタとして起用されることの多いカプ・レヒレなどに強い高速電気打点、ジャラランガに対してのフェアリーの遂行と受けから採用。
ここまででZワザを採用したいポケモンがいなかったため、上記に挙げた相手への縛り性能が大きく向上する『デンキZ』型。ワイルドさんの耐久配分を参考にしました。

「10まんボルト」:安定した一致打点。Zワザのベースに
「ボルトチェンジ」:一致打点。ランドロスの「とんぼがえり」と同様に有利対面を狙う技
「マジカルシャイン」:一致+範囲打点。ミラーの削りやジャラランガの処理に
「まもる」:この構築ではジャラランガに対してカプ・コケコを温存するために必要。「ちょうはつ」と選択になる技枠


003.png 
フシギバナ
性格:ひかえめ
実数値:155-×-103-167-121-132
努力値:0-0-0-252-4-252
特性: ようりょくそ
持ち物:クサZ
技構成:リーフストーム/ヘドロばくだん/ねむりごな/まもる
C:「Zリーフストーム」で175-140メガバンギラス(すなあらし補正)確定

[ひでり]による晴れ天候と好相性かつ、リザードンが苦手なランドロスやバンギラスに強力な草打点を持てる[ようりょくそ]持ちとして採用。[すなあらし]補正込みでHD175-140メガバンギラスを確定で倒すことのできる「リーフストーム」+『クサZ』型に。構築に2体目のZワザ持ちですが、カプ・コケコと2体を同時に選出することは少なく、問題はありませんでした。
Zワザ消費後や「リーフストーム」でCがダウンした後でも圧力をかけられる「ねむりごな」採用。対ボーマンダやZワザを使わずにランドロスを安定して削れる「めざめるパワーこおり」と選択です。

「リーフストーム」:一致打点。上記のメガバンギラスを倒す威力195のZワザのベースにするために採用
「ヘドロばくだん」:一致打点。フェアリーの処理や等倍への削りに
「ねむりごな」:Zワザ消費後や「リーフストーム」でCがダウンした後などに有効な技。長期戦になるBo3では勝ち筋を増やせる点も評価
「まもる」:[ようりょくそ]の恩恵を受けるためのターン調整や盤面を整えるために


SDテキスト


SDテキスト(pokepaste)


選出や立ち回り


基本形
先発488 (1)785_2018042819072444a.png
後発143 (1)645-s (1)
ボルトチェンジ+トリックルームを選択してカビゴンの腹太鼓を通していくプラン。
裏にランドロスを控えさせることによって、少し低めなB方面を補いつつカビゴンが地震を打つ並びができます。
トリル最終ターンにカビゴン+ランドロスの並びが出来たら、カビゴンが地震や捨て身を選択しながらランドロスは横のカビゴンに蜻蛉返りを選択することで、相手の動きを見つつコケコを繰り出して盤面を維持することができます。

基本形2
先発488 (1)645-s (1)
後発785_2018042819072444a.png143 (1)
動きは基本形1と変わりませんが、こちらは初手から威嚇を撒いていきたい場合が多いのでランドロスは無理をせずに温存しながら戦います。後発から出てくるZコケコが非常に強く、カビゴンで削った相手を一掃できます。

対レヒレグロスバンギ
先発006-my (1)645-s (1)
後発003.png488 (1)
この手のパーティーは基本的にサンダーの選出はされないものと仮定している(上手いプレイヤー数人と調整したり大会中に当たったが出てこなかった)ため、他の並びに強いリザバナ選出になります。
相手の選出としてはレヒレランドバンギバレルが多いので、盤面にモロバレルを釣りながらフシギバナを繰り出すことでクサZの受からない状況を作り出すことが出来るため、比較的有利に動ける相手になります。

対テテフグロス
先発488 (1)006-my (1)
後発143 (1)645-s (1)
相手は恐らくバンギラスで来ると思うのですが、メタグロスもケアして初手にリザードンを置いて立ち回る形になります。
モロバレルが出てきた場合もリザードンがメガバンギラスを抜いており先に何かしらの干渉はできるので、比較的読みやすい相手にはなってます。

対鋼タイプ(ギルガルド テッカグヤ)入り
先発006-my (1)488 (1)
後発645-s (1)143 (1)
ワイドガードギルガルドは本構築では厄介な相手となっているので、リザードンを選出してしっかり処理していきたいところです。

対リザードン(カビゴン入り)
先発785_2018042819072444a.png645-s (1)
後発488 (1)143 (1)
対カビゴンにはリザードンを出すと相手の積み展開に負けるのでこの選出です。初手からカビゴンを立てに行ってもいいかもしれません。

対リザードン(ジャラ入り)
先発785_2018042819072444a.png488 (1)
後発006-my (1)645-s (1)
ジャラランガに対してはそこそこ厚めに組んでいるので、しっかり立ち回れば勝てると思います。プランとしては、ジャラランガにZを打たせる時にトリルを打つか、凍える風か岩石封じを当ててSを下げておくことで、コケコで盤面を取りに行く対策を取ってます。

対雨
先発006-my (1)488 (1)
後発143 (1) 785_2018042819072444a.pngor003.png(対ボーマンダにはカプ・コケコ)
ボーマンダ入りにはコケコ、それ以外にはフシギバナが刺さる展開になると思います。フシギバナが同居しているためかリザードンのソーラービームを警戒しない人も居るので、ラグラージに対して楽に処理が通る事が多いです。

対バンドリマンダ
先発488 (1)645-s (1)
後発143 (1)006-my (1)
当たった事が無いのであまり分かりませんが、一応考えていた立ち回りとしてはカビゴンが通りやすいため狙っていく。流行しているSejunの並びには有利を取れると思います。

上記以外も色々使いましたが、事前に決めていた選出がこれになります。

雑感


Bo3の大会ということで選出誘導や環境読みのメタをいくつか組み込んだのが上手く機能して結果に繋がったのだと思います。構築に協力してくれた人最後負けてしまってすいませんでした。また機会があればスイスドロー予選抜けをかけて敗れてしまったAshtonにリベンジ出来たらなと思ってます。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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