【VGC2018 北河内記念4位構築(パーティ)】ジャラランガ+リザードン【ポケモン ウルトラサンムーン ダブル】

お久しぶりです。VGC2018ルール一発目の構築記事になります。一発目から反省会です。
まだまだ荒削りな構築なので解説があやふやな部分もあるかと思いますが、気楽に読んでいただければ幸いです。  

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構築経緯


2018年のWCSルール一発目の構築として、ウルトラサン・ウルトラムーン(以下USUM)の新要素を取り入れた構築を使ってみたいと考え、ジャラランガを軸にしたパーティを組むことにしました。

USUMから新しく追加されたジャラランガのZ技「ブレイジングソウルビート」は相手二体に攻撃できるZ技であり、攻撃後に、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさを一段階ずつ上昇させるというすさまじい技です。Z「テクスチャー」に似ていますね。

最初はドーブルなどを採用して「このゆびとまれ」でサポートする構築にしようかと思ったのですが、ジャラランガはフェアリー4倍弱点であるなど、Z技を決めた後相手のポケモン全てを倒せるようなスペックをもつポケモンではないので、スタンダードな構築に格闘枠として組み込み、隙を見てZ技を決める戦い方が良いのではないかと考えました。

 

スタンダード構築のメガ枠としては放置できない高火力を持つメガリザードンYを採用。メガリザードンYに対して出てくるバンギラスやランドロスにジャラランガが強く、「オーバーヒート」で相手を落としながら横でZ技を発動させることもできます。

リザードン、ジャラランガはともに相手のカプ・コケコがつらいため、「ねこだまし」によるサポートもでき、カプ・コケコからリザードンをまもることができるトゲデマルを三匹目に採用しました。

まだ相手のランドロスに対して薄すぎるのでランドロス、クレセリアを4,5匹目に採用。『いかく』によるパーティ全体の耐久の底上げや「こごえるかぜ」によるサポート性能に期待しました。

最後の一匹は相手の炎打点を受けられ、ジャラランガの選出できないカプ・テテフ+メガメタグロス入りの構築(以下テテフグロス)相手に選出できるヒードランを採用してみました。

個別解説


784 (1) 
ジャラランガ
性格いじっぱり
実数値151-178-148-108-125-137
努力値4-252-0-0-0-252
特性ぼうだん
持ち物ジャラランガZ
技構成ドレインパンチ/どくづき/スケイルノイズ/まもる

構築の軸だったはずのポケモン。Z技を発動した後の居座り性能を考え格闘技には「ドレインパンチ」を選択し、対フェアリーを考えて「どくづき」を採用。
これらの威力をあげるため物理型をメインに使う努力値振りとしました。

ジャラランガはダブルバトルで使用率が高いランドロス、ヒードラン、メガガルーラに対してかなり強く、「こごえるかぜ」のサポートもありZ技の発動自体はそこまで難しくありませんでした。

しかし、同じく使用率トップクラスのカプ・レヒレとクレセリアに対して圧倒的に弱く、上げた能力を活かせず倒れてしまうことも少なくありませんでした。カプ・レヒレとクレセリアはともに火力の低いサポートポケモンですが、そのサポートポケモンに仕事されてしまうというのはやはり大きなデメリットに感じました。

また、物理技をメインに据えたことによって[いかく]が想像以上にきつくなってしまいました。このせいでカプ・レヒレを安定して倒すことができなかったので、対フェアリーは他に任せてジャラランガは「スケイルノイズ」を連打できるような状況が一番強いと感じました。

相手のギルガルドを強く意識して特性は[ぼうだん]を選択しましたが、構築にフェアリータイプがいないこともありジャラランガミラーでぼこぼこにされたのでこの構築では[ぼうおん]のほうが適していました。

006-my (1)
リザードン
性格おくびょう
実数値154(154)-*-98(98)-161(211)-105(135)-167(167)
努力値4-*-0-252-0-252
特性もうか→ひでり
持ち物リザードナイトY
技構成:ねっぷう/オーバーヒート/ソーラービーム/まもる

いつのまにか主役になっていたポケモン。

「オーバーヒート」は相手のポケモンを容易に縛れるようになる強力な技で、最速にしたこともあり、相手のランドロスに対しても『こだわりスカーフ』をもっていないことが分かった時点で積極的に打っていきました。

ジャラランガの苦手なカプ・レヒレに対する打点として「ソーラービーム」を採用し、安定した削りを行える「ねっぷう」も外せませんでした。
ジャラランガがいるので相手のヒードランを意識した「めざめるパワー(じめん)」は採用しませんでしたが、特に問題はありませんでした。

といってもヒードランの晴れ「ねっぷう」でジャラランガに3割強入ってしまうのは少々いただけませんでしたが……

777 (1)
トゲデマル
性格ようき
実数値154-118-115-*-93-148
努力値108-0-252-*-0-148
特性ひらいしん
持ち物オボンのみ
技構成:ねこだまし/びりびりちくちく/アンコール/ニードルガード
S:準速95族抜き

「ねこだまし」と[ひらいしん]によってパーティーをサポートするポケモン。
基本的に「トリックルーム」を使うポケモンからの打点がほとんどなく、メガクチートやバンギラス相手にも裏から投げられるため、「トリックルーム」構築相手にも活躍をしました。

「いわなだれ」等の物理技相手に繰り出すことが多いので、最低限の素早さを確保した後、防御に厚く努力値を割いています。某最強トゲデマルプレイヤーの配分と同じです。

また、「アンコール」「びりびりちくちく」のおかげで使用率の高いカプ・レヒレに有利なのが非常に強く、単なる[ひらいしん]要員以上の活躍をしてくれました。

このポケモンの持ち物は選択肢が多く、当初は有利な相手に余裕をもてるようになる『オボンのみ』を持たせていましたが、使っているうちに一撃で倒されないようにすることが大事だと感じたので、『きあいのタスキ』『オッカのみ』『ヨプのみ』なども候補に挙がってくると思います。
『ふうせん』は今年のルールでは活きませんでした。

488 (1)
クレセリア
性格ずぶとい
実数値224-*-169-95-150-127
努力値228-*-108-0-0-172
特性ふゆう
持ち物ウイのみ
技構成:サイコキネシス/こごえるかぜ/めいそう/つきのひかり
H:4n
S:「こごえるかぜ」後の最速120族抜き

「こごえるかぜ」でパーティを整えるポケモン。ジャラランガとの相性補完もよく、クレセリアの苦手なポケモンをジャラランガが起点にすることができます。

トゲデマルとの同時選出をする際、パーティーパワーが落ちるのを防ぐために「めいそう」型にしました。
リザードンのおかげで雨構築相手にも余裕をもって積んでいくことができます。

相手の構築にギルガルドやガオガエンなどの明確にクレセリアに強いポケモンが存在しない場合、このポケモンを突破するのは非常に難しく、現環境にかなり刺さっていると感じました

645-s (1)
霊獣ランドロス
性格:いじっぱり
実数値:189-198-110-*-100-136
努力値:196-116-0-*-0-196
特性:いかく
持ち物:こだわりスカーフ
技構成じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから

相手のランドロスが『こだわりスカーフ』を持っているかどうか判断するために、素早さを130族抜きにとどめて耐久にまわしました。
「とんぼがえり」で[いかく]をなんども使いまわしていきます。無難に強くて書くことがないです。

一回り大きい耐久が活きることはかなり多く、もっと耐久に厚いランドロスを使ってみたくなりました

485 (1)
ヒードラン
性格:ひかえめ
実数値:195-*-126-200-126-101
努力値:228-*-0-252-0-28
特性:もらいび
持ち物:シュカのみ
技構成ねっぷう/だいちのちから/めざめるパワー(氷)/まもる 
S:「こごえるかぜ」後の準速100族抜き

相手のヒードランに一方的にやられるのを防ぐために持ち物はシュカのみ。
炎耐性、エスパー耐性ともにこのパーティでは重宝し対テテフグロスで特に活躍してくれたのですが、役割範囲がややジャラランガとかぶっていたためジャラランガを選出しなくなってしまった一番の要因かもしれません。ヒードランは基本どんな相手にも選出できますからね……

ややボーマンダ入りの構築がつらかったため「めざめるパワー(氷)」を採用しました。
悪くはなかったですが、このポケモンでやることでもないなとも感じました。

SDテキスト&レンタルチームQRコード


 ※解説ではジャラランガの特性がぼうだん、トゲデマルの持ち物がオボンのみになっています。

選出


 【基本選出】
先発:006-my (1)+645-s (1) 
後発:488 (1)+485 (1)
炎技の通りがいい相手に対してゴリ押していく選出。

先発:006-my (1)+488 (1) 
後発:645-s (1)+777 (1)or485 (1)
対テテフグロス雨パーティなど、初手から「こごえるかぜ」を打つ必要がある場合の選出。

先発:006-my (1)+784 (1) 
後発:645-s (1)777 (1)
ジャラランガの通りがいい時に選出。
リザードンとジャラランガの通しやすい方を守らせながらトゲデマルを投げて展開していく。  

……この時点で察している方も多いと思いますが、本気でジャラランガを軸にするなら周りを汎用ポケモンで固めるべきではありませんでした。これただのリザードン構築


総評


ジャラランガは決して弱いポケモンではなく、刺さる相手やうまく決まった相手にはかなりの強さを発揮できるポケモンでした。しかし、最も強い技である「スケイルノイズ」を連打するためには取り巻きのポケモンを相当フェアリーに強いメンバーで固める必要があり、この構築はそれができていませんでした。そのため、ジャラランガの選出回数が少なくなってしまったのが最も大きな反省点だと思います。 

ジャラランガを使う構築を組む際には、

〇ジャラランガでフェアリータイプを処理できる構築にするのか

〇相手にフェアリーが複数体いてもジャラランガを選出する構築にするのか

〇そもそも対フェアリーは取り巻きに任せて「スケイルノイズ」を連打するのか

などをあらかじめ考えたうえで組んでいく必要がありそうです。 

また、ジャラランガの大きな強みとして、「こうげきを行いつつ能力をあげられる」というところがあります。なので、前半ほかのポケモンで相手のポケモンをジャラランガのZ技圏内まで削っておいた後に、ジャラランガを繰り出せるような構築が望ましいと思います。 

他の強みとしては、ジャラランガは特性をパーティーに応じて選択できるのが非常に優秀です。

「ハイパーボイス」、「スケイルノイズ」「バークアウト」が効かなくなる[ぼうおん]、「シャドーボール」や「ジャイロボール」を無効にする[ぼうだん]、天候ダメージや「キノコのほうし」を無効にする[ぼうじん]とどれも優秀な特性です。相手にすれば初見は特性がわかるまでこれらの技は打ちづらくなるでしょう。

ジャラランガミラーが多発するようになればみんな[ぼうおん]を選択して相手のジャラランガZを透かすようになるかもしれませんね。

改良案


ジャラランガ構築を使っていてほかにパーティーに入りそうだなと思ったポケモンや実際に使ってみたポケモンなどを挙げていきます。基本的にはヒードランと入れ替える形で考察しています。

No1.モロバレル591.png

ジャラランガのうけるフェアリー技は基本的に「ムーンフォース」と「マジカルシャイン」「じゃれつく」の3つであり、「ムーンフォース」はカプ・レヒレ、「マジカルシャイン」はカプ・コケコ、「じゃれつく」はメガクチートのものがほとんどです。
対カプ・コケコはトゲデマル+リザードンで十分対策できているため、カプ・レヒレ、メガクチートに対してもジャラランガを選出できるようになるモロバレルは実際強力でした。クレセリアが「トリックルーム」を覚えていないこの構築では特に対トリックルームパーティーに重宝し、まだまだ現役だと感じました。

良くなかった点としては、フェアリー技以外のジャラランガを倒す攻撃、カプ・テテフやメタグロスのエスパー技、メガボーマンダのひこう技、普通の氷技などの弱点がかぶっており、それらの攻撃からジャラランガをまもるのには使うことができませんでした。 

No2.ギルガルド681.png

対エスパー、対ひこう、対氷、対フェアリーなどを一手に担うことのできる最強の鋼ポケモン。「ワイドガード」で「いわなだれ」「マジカルシャイン」などを防ぐサポートもできる優秀なポケモンで、選出すれば何らかの仕事はしてくれます。

良くなかった点はZ技がないこともあってか、対フェアリーに対する遂行速度がそこまで高くないことです。
特にカプ・レヒレに対しては微妙な力関係であり、ジャラランガのサポートというよりは、リザードンのサポートな感じがしました。

No3.カプ・ブルル787 (1)

相手のカプ・レヒレやカプ・コケコに対してかなり強く、対ランドロスの安定性を上げることもできます。グラスフィールドによる回復もジャラランガにとって地味にありがたいのと、絡め手としては「かなしばり」を使ってジャラランガへの有効打を止めることもできるかもしれません。(使ったことないけど)

良くなかった点はひこう弱点がジャラランガとかぶっているのでメガボーマンダはかなり苦手になります。あとモロバレル同様テテフグロスが無理になります。


「ねこだまし」のサポートはもちろんテテフグロスの対策にもなる。タイプ面でのジャラランガとの相性が意外とよく、USUMから「はたきおとす」「けたぐり」などが使えるようになったことも追い風。

良くなかった点としてはメガリザードンとの相性があまりよくなかったのとカプ・レヒレがいた場合ジャラランガとセットで出すのが厳しくなること。メガリザードン以外のメガ枠を使うなら真っ先に候補にあがるかもしれません。

No5.ツンデツンデ(非使用)805.png

使ってみようかなあと思いながらも厳選がめんどくさくてまだ使ったことがないポケモン。
ギルガルドと同様に「ワイドガード」が使えるのと「トリックルーム」による切り返しが可能な点、高火力「ジャイロボール」でフェアリーの遂行速度がはやいところに可能性を感じます。

良くなさそうな点としてはやはり対カプ・レヒレの不安定感と予想外の4倍弱点で縛られてしまいそうなところですかね。
後者はBo3なら問題ないかと思います。

終わりに


ジャラランガの相方はこれからどんどん研究され、WCS2018が行われるころにはトップメタの一つになっているかもしれません。自分は次はメガゲンガーを相方にしたパーティーを研究しようと思っています。

まだまだ可能性を秘めたジャラランガ。皆さんもジャラランガを考察してみてはいかがでしょうか?

ここまで見ていただきありがとうございました。


執筆者


HMLFT_O2_400x400 (1) 
京大ポケサー会長/基本VGC/ポケカ/シャドウバース/DQR/でんでん/snow-pokepoke/Top4 in WCS2017

プロフィール

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Author:emolgame
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