【S5全国ダブル 最高2025・1位】ボーマンダ+壁太鼓暗示カビゴン

お久しぶりです、さしす(@sasisu_memo)です。WCSルールの「葉緑素エルフーン+カプ・テテフ」以来2回目の記事投稿になります。


今回はダブルレートでシーズン終盤に最高1位・レート2025を記録したメガボーマンダ軸の解説になります。個人的には最終レートが伴わない記録でイマイチだと思っているのですが、最終2位相当の高いレートを記録したこと、現在EMOLGAMEにメガボーマンダ軸の記事が少なくかつ独特な内容であることから掲載いただける運びとなりました。同系統のパーティを使用されていた方も多かったようなので、あくまで自分の考えた構成について以下に解説します。 


パーティの並びはこの6体になります。


Aペルシアンかわいいよね 

目次


-構築経緯
-個別解説
     ・ボーマンダ
     ・カプ・コケコ
     ・ペルシアン
     ・カビゴン
     ・ポリゴン2
     ・ミミッキュ
-選出
-雑感
-執筆者

 

構築経緯


9/3に開催されたカマルオフに向けてメガボーマンダ軸を考えたところからスタート。ORAS時代に好んで使っていた「りゅうのまい」耐久型を軸にしたパーティ(自分のブログで解説してます)が使いたいとまず考えたが、ふぇいとさんがサンムーン環境でも同様のパーティを考察されているため(参考:【S3全国ダブル 2000 20位】SMライコウマンダガルドver.01)別の形を目指すことに。レートなどで対戦を重ねる中でボーマンダ+カビゴンの相性が良いと考えたものの構成がまとまらず、別のパーティでカマルオフに参加したところ、川西長居守恒輝さん・たくまるさんがボーマンダ+カビゴンで太鼓暗示を盛り込んだパーティに着目されて使用されているのと対戦することができ、全国ダブルでも「はらだいこ」型のカビゴンが想像以上に強力だと感じたため、それらを元にパーティを考察した。


パーティの要素を整理しておくと以下の通りになる。

・ボーマンダの『いかく』やカプ・コケコ、アローラのすがたペルシアン(以下Aペルシアンと表記)のサポートでカビゴンの「はらだいこ」へと繋げる
・高い耐久と再生技を持つポリゴン2、『ばけのかわ』による行動保証とゴーストの耐性を併せ持つミミッキュで「トリックルーム」起動後に「じこあんじ」を使いA+6の補正を暗示することで鈍足かつ単体攻撃しか所持しないカビゴンの負担を軽減することができる
・「はらだいこ」コンボを決める関係上トリックルームの5ターンで攻め切るのが難しいが「ボルトチェンジ」や「すてゼリフ」で裏に温存したカプ・コケコとAペルシアン、「りゅうのまい」メガボーマンダによる切り返しが強い
・「トリックルーム」の通りが悪い相手にはカプ・コケコの「しぜんのいかり」を軸に上から削る、先にメガボーマンダを展開するなど別の勝ち筋をコンセプトから外れずに採用している

詳細については以下の個別解説の項で解説する。


 

個別解説

 
373-m (1) 
ボーマンダ
性格:いじっぱり
実数値:171-216-150-*-110-172
努力値:4-252-0-0-0-252
特性:いかく→スカイスキン

持ち物:ボーマンダナイト

技構成:すてみタックル りゅうのまい はねやすめ まもる

「りゅうのまい」を積んで広い範囲を縛る物理型。特性や持ち物はほぼ一択。性格補正をかけた「すてみタックル」で165-110霊獣ランドロスを13/16で倒せることや仮想敵となるガルーラやリザードン、カプ・テテフなどに補正をかけずとも先制できるためこれらの数値設定に。
最速を取る場合のメリットはカミツルギ、S+1の状態で『すいすい』の発動した無補正キングドラを抜けること(S283>S274)で、また無補正でも227-140クレセリアを半分以上削る(「しぜんのいかり」と合わせて倒せる)火力は確保できるためこちらも一考である。

すてみタックル:上記のように積まずとも高火力を出せる一致打点。「りゅうのまい」に対して『いかく』を入れに来る霊獣ランドロスを倒す動きや、こちらのカプ・コケコが補助型であることを見せた中盤以降にクレセリアなどを「しぜんのいかり」と合わせて不意打ちで倒し切る連携が強く「やつあたり」よりも優先
りゅうのまい:主にゲーム中盤以降に展開して全抜きのような形を狙う積み技。トリックルームターン終盤に展開する形が強い
はねやすめ:後述するボーマンダの単体性能を引き上げる技であり自身の積み技、パーティ全体の耐久面での補強と相性が良い。メガシンカせずに威嚇を使いまわすさいにも活用できる
まもる:S操作ターンの消化や盤面を整えるために必要

優秀な耐性と『いかく』によるゲームメイクをこなしながら中盤以降にメガシンカして「りゅうのまい」「はねやすめ」で相性が不利な相手が残ろうとも強引に突破する動きが基本。以前に別のブログで拝見した内容の受け売りであるが、他のメガシンカと比較しても無類の数値の高さを誇るメガボーマンダは単体で見れば最強クラスのポケモンであり、コンボが決まれば容易に相手の残数を減らして優勢に戦える「はらだいこ」カビゴンとの相性も良いと感じた。



 
785 (1) 
カプ・コケコ
おくびょう
実数値175-*-105-118-95-200
努力値236-0-0-20-0-252
特性エレキメイカー
持ち物ひかりのねんど
技構成:ボルトチェンジ しぜんのいかり リフレクター ひかりのかべ

味方全体の耐久面の底上げを行う補助型。壁の有効ターンを伸ばすために『ひかりのねんど』を所持した。「てだすけ」+『デンキZ』などでミラーでの処理を狙う相手もいるため一方的に負けないよう素早さは最速で残りを主に耐久面へと配分。

ボルトチェンジ:フィールドによって電気打点としてはそこそこの火力。削りを入れながらサイクルを回す、壁展開後に安全にカビゴンに交代するために採用
しぜんのいかり:こちらも火力に配分せずともボーマンダとAペルシアンと組み合わせて高い素早さから奇襲を仕掛けることができる。「はらだいこ」展開が通りにくいときやトリックルーム後にカプ・コケコが残ったケースに有効。命中率がネック
リフレクター:採用理由となる技
ひかりのかべ:同上

 


053-a.png 
Aペルシアン
性格ようき 
実数値155-80-80-*-103-183
努力値116-0-0-0-140-252
特性ファーコート 
持ち物くろいメガネ 
技構成イカサマ ねこだまし すてゼリフ さきおくり
 
「ねこだまし」と「すてゼリフ」を主に使い味方の行動を通すサポート役。特性は物理耐久が大きく上昇する『ファーコート』一択で特殊耐久にやや配分することでC200カプ・テテフ「マジカルシャイン」(3/4補正)を15/16で耐えるため、Aペルシアン+ミミッキュなどで選出したさいに『こだわりスカーフ』持ちのテテフグロスにミミッキュもろとも一方的に倒される展開を避けることができる。
持ち物の『くろいメガネ』は「イカサマ」の火力を引き上げることができ、A177の191-121メガガルーラをほぼ2発(「しぜんのいかり」と合わせて15/16で処理)、A197の156-170メガメタグロスを14/16で倒す火力が得られる。他の持ち物の候補としてはフェアリーに対しての行動保証となる『ロゼルのみ』や場持ちを良くして対ガルーラなどに手厚くなる1/2回復の木の実、立ち回りの幅を広げる『アクZ』(「Zイカサマ」が威力175の悪技、「Zすてゼリフ」が交代先を全回復、「Zさきおくり」がS1段階上昇)がある。  

イカサマ:一致打点。火力に配分せずともそこそこの打点になる対面が多く「グロウパンチ」型のメガガルーラへのメタとしても機能する
ねこだまし:採用理由の1つめ。味方の行動保証技
すてゼリフ:採用理由の2つめ。補助型のAペルシアンが腐らないようにサイクルを回しながらカビゴンとボーマンダの起点作りが狙える。「ねこだまし」との相性が最高
さきおくり:上の3枠で基本的な動きが完結しているため比較的自由な枠。Aペルシアンより遅い2体の並びに非常に刺さるため非トリックルーム下のカビゴンを強引に通す、縛りの解除を狙う技

 


143 (1) 
カビゴン
性格:しんちょう
実数値:254-142-113-*-149-51
努力値:148-92-220-0-44-4
特性:くいしんぼう
持ち物:フィラのみ
技構成:やつあたり 10まんばりき はらだいこ リサイクル

「はらだいこ」展開の軸となるエース。特性と持ち物は積み技持ちのカビゴンであれば変更の余地なし。配分は調整先がわからずWCSルールでの配分を流用したところ特に困ることがなかったためそのまま。『いかく』で確実に物理面はケアを受けられるためDに補正をかけてよかったと思う。

やつあたり:一致打点。「すてみタックル」は火力過剰、「のしかかり」「からげんき」はA+6でも227-140クレセリアに耐えられるなど火力不足
10まんばりき:対鋼に対しての補完。ノーマル技だけではギルガルドに触れないため必要な枠。テッカグヤや『いかく』+クレセリアには「かみくだく」が刺さるがメガクチートやバンギラスへの打点であり、積まずともウツロイドやヒードランを迅速に処理できるこちらを採用
はらだいこ:軸となる積み技。「のろい」は遂行速度が遅すぎるためこのパーティには合わない
リサイクル:「はらだいこ」後の攻撃と回復の2択が非常に強く、それ以外の展開でも有効打を持たない相手への強引な詰めやZ技を受けるクッション役から「はらだいこ」につなげるなど多様な動きを可能にしてくれる回復技



 
233 (1) 
ポリゴン2
性格のんき
実数値191-109-136-*-126-58(S0個体)
努力値244-68-108-0-88-0
特性アナライズ
持ち物しんかのきせき
技構成:やつあたり じこあんじ じこさいせい トリックルーム

「じこあんじ」+「トリックルーム」要員その1。勿論持ち物は耐久を大きく引き上げる『しんかのきせき』で、特性は盤面次第で火力の底上げを行える『アナライズ』かハマれば強力な『トレース』のどちらか。対テテフグロスや雨に選出して相手の有利な天候やフィールドを再展開されると困るため『アナライズ』を選択した。『いかく』『おやこあい』『ちからもち』辺りをゲットできると最高なため『トレース』でも良い。配分はA216霊獣ランドロスの「ばかぢから」2発耐え(Aダウンも含めて)の残りを振り分けた。この数値設定は改善できるポイントだと思う。

やつあたり:「じこあんじ」展開後に打つ一致打点
じこさいせい:高耐久と相性の良い再生技。カビゴンと同じく攻撃と回復の2択が強くさらにポリゴン2には2回目の「トリックルーム」の筋までついてくる
じこあんじ:採用理由の1つめ
トリックルーム:採用理由の2つめ



 
778 (1) 
ミミッキュ
性格ゆうかん
実数値162-156-101-*-125-90(S0個体)
努力値252-252-4-0-0-0
特性ばけのかわ
持ち物フェアリーZ
技構成:じゃれつく かげうち じこあんじ トリックルーム

「じこあんじ」+「トリックルーム」要員その2。ポリゴン2選出時の格闘の一貫や雨パーティ相手にルンパッパの「ねこだまし」『ミズZ』が絡んで「トリックルーム」が打てない、展開できても『ミズZ』に睨まれる盤面が続く、メガガルーラ+カプ・コケコなどを並べての「グロウパンチ」展開に動きが噛み合わないと無理やり押し込まれるなどの弱点に対して、ゴーストの耐性と『フェアリーZ』による瞬間火力で解消できる補完枠。   
⑴ルンパッパの「ねこだまし」や『すいすい』要員の「ミズZ」を『ばけのかわ』で通さずに「トリックルーム」→「Zじゃれつく」で『すいすい』要員を縛る
⑵メガガルーラに対して「ボルトチェンジ」(フィールド補正)+「Zじゃれつく」で縛る(181-120メガガルーラを余裕をもって倒せる組み合わせ)
この2点の動きを主に意識。これらの役割に即したAに振り切った配分。

じゃれつく:主に『フェアリーZ』のベースとなる技。トリックルーム下の「Zじゃれつく」による縛りで横のカビゴンを間接的に守る動きが強力
かげうち:トリックルームが切れた後も先制できるため「じこあんじ」の攻め筋と好相性
じこあんじ:採用理由の1つめ
トリックルーム:採用理由の2つめ

 

選出


番号で分けているものは相手のパーティを見て判断する部分が大きい、また他の選出もよくやります

基本選出
先発373-m (1)785 (1)
後発143 (1)233 (1)

基本選出⑵
先発053-a.png143 (1)
後発373-m (1)778 (1)or233 (1)

基本選出⑶
先発373-m (1)778 (1)
後発143 (1)233 (1)

VS ガルーラ⑴
先発373-m (1)785 (1)
後発143 (1)778 (1)

VS ガルーラ⑵
先発373-m (1)053-a.png
後発143 (1)785 (1)

VS メガリザードンY
先発373-m (1)785 (1)
後発143 (1)233 (1)

VS すいすい+あめふらし⑴
先発373-m (1)778 (1)
後発143 (1)053-a.png

VS すいすい+あめふらし⑵
先発053-a.png778 (1)
後発143 (1)373-m (1)

VS メガメタグロス+カプ・テテフ
先発053-a.png785 (1)
後発143 (1)233 (1)

VS メガメタグロス+カプ・テテフ⑵
先発053-a.png778 (1)
後発143 (1)373-m (1)

VS メガボーマンダ
先発373-m (1)785 (1)
後発143 (1)053-a.png

VS ガードシェアラッキー
先発053-a.png143 (1)
後発373-m (1)778 (1)



 

雑感


ORAS時代から好きな物理型のメガボーマンダを活かした面白いパーティがまた作れてうれしいです。上記からアレンジできる部分も多いと思うのでぜひ使ってみてください。
レートでは終盤1位を取るなどパーティには自信があったので挑戦したものの、レート2030台(そのときの1位が2027くらい)チャレンジを3回とも失敗してそのあとはダメでした。冒頭に書いたとおり最終レートを伴わない記録はあまり意味がないと思うので、今回の経験を活かして次は最終レートと1位を両立したいです。


 

執筆者


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さしす

主な実績
ORAS:大体のシーズンでダブル最終1ページ(最高3位)
     JCS2016オンライン3位・全国大会出場・世界大会DAY1権利
サンムーン:WCSレート最終1ページ(6位)
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