【VGC2017全国大会出場構築】スピスワフェロカビ+レヒレトドン

はじめまして、ぅゅ()と申します。 
自分は2012年あたりからポケモンダブルバトル対戦に触れ出し、今年初めて全国大会に出場を決めることができました。
結果こそ振るわなかったものの何か形に残せたらと思い寄稿させて頂くことになりました。

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目次


-構築経緯
-個別解説
     ・フェローチェ
     ・カビゴン
     ・ウインディ
     ・トリトドン
     ・カプ・レヒレ
     ・ポリゴン2
-QRコード Showdown
-選出
-雑感
-執筆者


全国大会での結果


スイスドロー予選2勝4敗

 

構築経緯


インターネット予選後、ライジングさんのレヒレトドンコントロール→ http://blog.livedoor.jp/metagrosschan/archives/51360722.html (以下原案とさせていただきます)という構築を見て暫くほぼ同じ形で回していたところ、ある方にそこにフェローチェのスピードスワップギミックを取り入れた形が面白いと教えて頂き、現在のいわゆるスタンに対する性能の高さや、レヒレトドン展開とスピードスワップ展開の2つの戦い方があること、さらにある程度の初見殺し要素があることを加味し、メタゲームが大切である全国大会にはもってこいだと思い使用することに決めました。

この構築の戦術としましては先述の通り大きく分けて2つほどあり、1つ目は「フェローチェ」の「スピードスワップ」を「カビゴン」にうち、「フェローチェ」のSになっためちゃめちゃ素早い「カビゴン」で腹太鼓を決め、「リサイクル」で回復しながら相手のポケモンを倒していく戦い方です。(後述しますが、「スピードスワップ」は「カビゴン」だけではなく「トリトドン」などにもうつことがあります) 

2つ目は原案と同じく「ポリゴン2」「ウインディ」などからトリックルーム展開で「カプレヒレ」の波乗りと「トリトドン」自身の蓄えるでより「トリトドン」をより強固にしていき詰めていく戦い方です。 
選出パターンで後述いたしますが、「スピードスワップ」を「カビゴン」や「トリトドン」にうった後、どうしても「カビゴン」や「トリトドン」を下げたくなった時は後ろに「ポリゴン2」を控えさせておき、1度「ポリゴン2」に交代して(「カビゴン」or「トリトドン」は元の遅いsに戻る)トリックルーム展開を狙うこともできます。
 

個別解説

 
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フェローチェ
性格ようき
実数値147-189-57-141-57-223
努力値4-252-0-0-0-252
特性ビーストブースト
持ち物きあいのタスキ
技構成:とびひざげり スピードスワップ どくづき まもる

この構築の1つ目のギミックとなるスピードスワップをうつ役割の「フェローチェ」です。 
基本的にはその役割としてしか選出しませんが、単純にその後戦闘に参加することを考慮して火力が高く負担をかけれる「とびひざげり」、主にカプ系、特に「カプテテフ」と「カプブルル」が重たいのでその辺りに打点のある「どくづき」を採用しました。 
また「スピードスワップ」をうつ対象は「カビゴン」だけに留まらず、あまり積極的にはしませんが「トリトドン」にうち素早く蓄える再生で盤面を作ったり、「ポリゴン2」にうち同じように詰めるといったことができます。 
副産物としてスピードスワップ後のSが遅くなった状態を相手に擦りつけることもできます。 

持ち物は相手のスカーフ持ちに上から1撃で倒される事故をケアできる「きあいのタスキ」としました。 
配分は特に何もなくASに振り切っています。
 
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カビゴン
性格いじっぱり
実数値254-161-113-76-131-51
努力値148-132-220-0-4-4
特性くいしんぼう
持ち物パンジのみ
技構成はらだいこ やつあたり 10まんばりき リサイクル

先ほどの「フェローチェ」とセットで選出するポケモンです。 
持ち物は「はらだいこ」を使うので半分回復木の実で、技構成も特別意外なものはありませんが、当初は「10まんばりき」を「たくわえる」で使用していましたが、全国大会のルールが15分ルールなことを考慮し、「カミツルギ」や「ギガイアス」やHB「ウツロイド」を1発で倒せる「10まんばりき」に変更しました。 
15分ルールではなく、持ち時間制であれば「たくわえる」にした方がベターかと思われます。 

配分は「10まんばりき」で「カミツルギ」を倒せるようにAに補正をかけました。 Dに補正をかける案もありましたが、当日までに完璧に煮詰めることができず、構築のメンツ上「カミツルギ」を重く見てこちらを採用しましたが、Dに補正をかける配分はそれはそれで積んでいるターンや1体づつしか殴れないために隣からの攻撃に強くなれるのでありですね。 

配分は「オニシズクモ」のミズZ耐えと無振り「カミツルギ」がA+5の「10まんばりき」で最低乱数以外落ちです。
 
059 (1) 
ウインディ
性格慎重
実数値184-139-101-108-143-122
努力値148-68-4-0-236-52
特性いかく
持ち物マゴのみ
技構成フレアドライブ バークアウト どくどく まもる

このルールにおいて最も採用率が高いポケモンであり、本構築では2ギミックとなっていますが、そのどちらでも炎枠いかく枠として選出するため選出率はほぼ100%でした。 
主に先発で出し、「いかく」を撒き一度ひっこめ終盤までとっておくような使い方をしました。 

途中でHPを削られすぎると、「トリトドン」や「カビゴン」で万全な状態にしていても「テッカグヤ」1体に詰められて負けという試合が調整中多々あったので大切に慎重に動かすように心がけていました。 ですので、もちものは長く存命できるようにと半分回復きのみを選択しました。 

技は「フレアドライブ」「まもる」までは確定なので割愛させていただきます。「どくどく」に関しては、ライジングさんのブログにも説明がある通り、「バルジーナ」が無理なので早い段階で毒を入れ処理するため採用。 「バークアウト」は、隣の「トリトドン」や「カビゴン」の特殊耐久補助として採用しました。 ただ、これも15分ルールのためダメージレースで不利をとりがちでした。 
 
配分はアルカナ()さんから頂いたもので、「カプコケコ」のフィールド下デンキZと「フェローチェ」の特殊カクトウZ高乱数耐え、「ライチュウ」を「フレアドライブ」で高乱数、メジャーなHB「カプテテフ」抜きです。

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トリトドン
性格ずぶとい
実数値206-79-132-112-115-57
努力値156-0-252-0-100-0
特性よびみず
持ち物ノーマルZ
技構成ねっとう クリアスモッグ たくわえる じこさいせい

この構築における2つ目の勝ち筋を作るポケモンです。 「たくわえる」を積み「カプレヒレ」の「なみのり」でCをあげて制圧していきます。 本家と同じ構成です。 

メインウエポンの「ねっとう」、積み技の「たくわえる」、回復技の「じこさいせい」、相手の「カビゴン」などに対して非常に有効な「クリアスモッグ」となっております。 
「クリアスモッグ」によって、いたらほぼ確実に交代で出てくる「カプブルル」に申し訳ない程度には打点を持てています。(トリックルームを張っていて尚且つC↑していればそのまま次の攻撃で倒せます) 
配分は原案とそのままです。
 
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カプ・レヒレ
性格おだやか
実数値177-72-148-124-177-106
努力値252-0-100-68-84-4
特性ミストメイカー
持ち物イアのみ
技構成なみのり ムーンフォース めざめるパワー(ほのお) まもる

主な役割として、フィールド奪取と「なみのり」による「トリトドン」の火力補助として採用しました。 
原案では「めいそう」を採用しており、「カプレヒレ」自身も火力と耐久を底上げできる形となっておりましたが、回してみた私個人の感想として「カプレヒレ」と「トリトドン」を並べて制圧していく盤面において常に「カミツルギ」の存在を恐れて「ポリゴン2」や「ウインディ」を合わせて立ち回らないといけないことに窮屈さを感じており、ほとんど場合トリックルーム下で並べていることや、原案にはないことからの初見殺し要素として「カミツルギ」に上から、ないし交代読みで通しやすいと考え「めざめるパワー(炎)に変更しました。 
この技枠は他にも「ちょうはつ」「いやしのはどう」「しぜんのいかり」等の候補が上がりました。 

「まもる」はなるべく「トリトドン」以外の残数を減らしたくないため入れました。 「ムーンフォース」は主に「マッシブーン」などの格闘タイプを対象としました。 

配分は「カプコケコ」のメガネ「10万ボルト」、ガブリアスのジメンZやカミツルギのリーフブレードなど、場持ちを考えて耐久振りにしました。
 
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ポリゴン2
性格ひかえめ
実数値191-76-128-143-126-81
努力値244-0-140-36-84-4 
特性ダウンロード
持ち物しんかのきせき
技構成れいとうビーム めざめるパワー(ほのお) トリックルーム じこさいせい 

主にレヒレトドン展開の時に選出し、「トリックルーム」をはる役割を担っています。 
技構成に関しては、「めざめるパワー(ほのお)」以外はテンプレですが、「つるぎのまい」を使用してくる「ガブリアス」に対して早急な処理を要するため「れいとうビーム」を採用し、2回目の「トリックルーム」や、HP管理の「じこさいせい」とどれも切れませんでした。
 「めざめるパワー(ほのお)」は当然「カミツルギ」を対象として採用しました。 

全国大会直前の調整中に何度か「どくどく」の方がいいかもしれないと悩みましたが、結局「カミツルギ」にマウントを取られたくないので「めざめるパワー」の採用に踏み切りました。 

配分は原案とそのままです。

 QRコード Showdownテキスト



 

選出


まず、どちらのギミックを展開していくかを決めるポイントなのですが、大雑把に言うと
①「トリックルームでスイッチを狙うような相手」→フェローチェスピードスワップ 
②「おいかぜを絡めてくる相手」→レヒレトドン 

①は、こちらに「トリトドン」や「フェローチェ」がいることや「ポリゴン2」からの「トリックルーム」展開が見えてることから、相手はあまりスイッチトリックルームを自身から積極的に狙いにいきたくなくなる→こちらのスピードスワップ腹太鼓が相手の「トリックルーム」によって邪魔されることがないという考えからです。 

②は、消極的かもですが、一つには「おいかぜ」展開に対して「スピードスワップ」をきめても上を取られてしまうためあまり有効ではないという考えからです。 それでもやはり「トリックルーム」を使用し、レヒレトドンで攻めていくのは「おいかぜ」側は「おいかぜ」を打てずに非常に辛いと思うので、こちらを使っていくことにしました。 

それではこのルールにおけるテンプートと化している構築に対しての選出や立ち回りを紹介いたします。 

対GACT 
先発blog_import_58d21c8de805c.png 059 (1)
後発blog_import_58d21b97cde77.png143.png 

初手は「カプコケコ」がきやすく、すぐに「カビゴン」へ交代するとエレキフィールド下から放たれるデンキZなどで大ダメージを受けてしまうため、「フェローチェ」を守らせ、「ウインディ」を「カプレヒレ」へ交代し、フィールドを奪取します。 
その後「カプレヒレ」を「カビゴン」へ交代しながら安全に「カビゴン」方向へ「スピードスワップ」をし、「はらだいこ」と「リサイクル」をうまく使いわけ勝利していく流れです。 

「テッカグヤ」は放置し、終盤「ウインディ」と「カビゴン」でゴリ押す方針を立てており、本番でもうまく決まりました。 なので「ウインディ」は最後まで「いかく」要因としてサイクルに参加させつつも、攻撃にはあまり参加せず、なるべくすぐに戻して体力を温存させることが大切でした。 

対AFKデマル 
先発:blog_import_58d21b8b7db27.png059 (1)
後発:blog_import_58d21b97cde77.pngblog_import_58d21bb0df32c.png

本当は「フェローチェ」のスピードスワップギミックで戦っていきたいのですが、うまい方になると「トゲデマル」を「カビゴン」にあわせてきて、そこから「アンコール」で「カビゴン」を縛ってきたりしてくるので、こちらのレヒレトドン展開の方が勝率はよかったです。 
原案の通り「トリックルーム」を貼り、「カプレヒレ」と「トリトドン」で制圧します。 

対AFKコケコ 
先発:blog_import_58d21c8de805c.png059 (1)
後発:blog_import_58d21b97cde77.png143.png

こちらの構築に対しては「トゲデマル」による「アンコール」を恐れずにスピードスワップギミックを展開できるので、積極的にきめていきます。 
上のAFKデマルもですが、先ほど述べました通り、「フェローチェ」や「トリトドン」がこちらの構築にはいるためポリゴン2ギガイアスという選出をしてくることはほぼなかったです(「ギガイアス」単体ではやや出てくることはありましたが問題はなかったです)  

対おいかぜ系統(バルジーナやフワライド) 
先発:blog_import_58d21b8b7db27.png059 (1) 
後発:blog_import_58d21b97cde77.pngblog_import_58d21bb0df32c.png

初手から「ウインディ」を「トリトドン」や「カプレヒレ」に下げながら「トリックルーム」をはりその後「カプレヒレ」「トリトドン」を並べて「なみのり」と「たくわえる」によって制圧します。
「トリックルーム」が切れたら再度「ポリゴン2」を出し「トリックルーム」をはります。 

基本的にはこちらも「ウインディ」をなるべく削らず終盤まで取って置くように意識していました。 
相手に草打点が無さそうでしたら初手から「トリトドン」を置き「たくわえる」を積んで行くこともあります。 

次にサンプル選出案です。 上の選出と被っているものもあります。 
相手の6匹を見てその場で判断することが多いのですが、よくある選出プランです。 

先発:blog_import_58d21b8b7db27.png059 (1)
後発:blog_import_58d21b97cde77.pngblog_import_58d21bb0df32c.png

トリックルームギミックの基本的な出し方で、トリルからカプレヒレとトリトドンを並べて制圧。 

先発:blog_import_58d21c8de805c.png059 (1)
後発:blog_import_58d21b97cde77.png143.png

スピードスワップギミックの基本的な出し方で、相手のエレキフィールドやサイコフィールドをこちらのミストフィールドで奪いながらスピードスワップをきめて制圧。 

先発:blog_import_58d21c8de805c.png059 (1)
後発:blog_import_58d21b8b7db27.pngblog_import_58d21bb0df32c.pngor143.png

こちらは「スピードスワップ」と「トリックルーム」ギミックの2つを1度の試合で行うハイブリット型選出です。 
1度スピードスワップを「トリトドン」や「カビゴン」に決めても、対面的にひっこめざるを得なくなった時にひっこめて(Sが元の遅い状態に戻る)、「ポリゴン2」でトリックルーム展開を狙います。 
非常に面白くオススメな選出プランです。 

先発:blog_import_58d21c8de805c.png059 (1)
後発:blog_import_58d21bb0df32c.pngblog_import_58d21b97cde77.png

こちらは「トリトドン」にスピードスワップをきめて素早く且つ高耐久高火力の「トリトドン」を完成させます。 

その他6匹を見て刺さっているポケモンをその場で考え柔軟に選出することが大事なので、パターン化された選出は以上となります。

 

雑感


自分なりに納得のいく構築で全国大会に参加できたので後悔はないのですが、勝ちきれなかった部分は反省して次に活かしていきたいです。 
ここまで見てくださってありがとうございます。


 

執筆者


KpUEqTek_400x400.jpg 
ポケモン公式ルール/2017全国大会出場/関内二郎/シナモン/牛乳学部

主な実績
JCS2017インターネット予選 3位 
JCS全国大会 スイスラウンド2-4 33位

プロフィール

emolgame

Author:emolgame
「新鮮な情報」をお届けするメディア。ポケモンWCSルールを主に取り扱っています。

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